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千葉県流山市行政視察:おおぐろの森中学校・おおたかの森小学校・駅前送迎ステーション

【千葉県流山市行政視察:流山市立おおぐろの森中学校~流山市立おおたかの森小学校~おおたかの森駅前送迎保育ステーション】
 
本日は、国民民主党議員仲間たちと共に千葉県流山市に視察に行きました。
 
千葉県流山市は、つくばエクスプレス(TX)開業に伴い、秋葉原駅や北千住駅といった都心にアクセスしやすく、便利な複合商業施設が揃っています。
 
子育てするなら流山市といったフレーズが電車内部の広告に流されていたのも記憶にあるかと思います。2021年には待機児童ゼロを達成し、流山市独自の子育て支援制度が導入され、子育て世帯に人気の街として注目を集め続けています。駅周辺の整備や、積極的な子育て支援制度の実施が人口増や合計特殊出生率によい影響を与えているようです。
 
まず最初に伺ったのは、流山市立おおぐろの森中学校です。3階建て木造で、内閣総理大臣賞受賞した小学校です。
 
☆学校は社会の縮図でもあり、変革を恐れず改革をしていく学校を目指す
 
教育内容は、「気づかせて学ばせる教え。生徒指導ではなく、生徒支援」を指針にされています。いつまでも昭和の考えではなく、チャレンジ精神を大切にして、激しく変化する社会に対応できる学校を目指しているそうです。
 
正にその言葉を裏付けるものとして、
・校則撤廃。
・夏休み、冬休み宿題なし。
・ICTを積極的に活用させ、チョークは使用しない。
・朝練廃止。朝はよく寝てから学校に来させる。
・朝の会、帰りの会を廃止。昼食後にホームルームを設定。
・最終最大下校時間を見直し、最大でも17時15分にする。
・PTA組織、未設定。
・ホームページの発信力を増大させ、保護者、地域の方への理解を得ることで、余計な苦情などへの対応を減らす。ホームページ月1万件アクセス。
といった事が実践されていました。
 
また、中学校の業務も改善されており、学校だより等の印刷物はすべて廃止し、データーで保護者にメールをし、ネットバンキングを利用した不祥事の防止にも努めています。また、定期テストの採点も自動採点システムを導入させているそうです。
不登校支援にも力を入れ、個々の子ども達の能力を開花させる取組みにも積極的でした。学校のプロモーションビデオを撮らせたりして、全国の賞を獲得したりと不登校の子ども達が活躍できる場を設けていました。
 
また、学校オリジナルグッズのパーカーやTシャツなどを販売し、その収益を教育活動に活かし、一流と呼ばれている方々をお呼びして、子ども達の心に火をつける行事を実施しています。
 
「変革を恐れず改革をしていく学校」
 
現在の校長先生は、何と流山市役所の教育部長だった方。現市長からは、暴れてくるようにと檄が飛んでいます。
 
正に目から鱗の視察。
 
本日学んだ貴重な施策を、各自治体ごとに導入し、教育の底上げをしていきたいと固く決意をした次第です。
 
本日は、貴重な視察の段取りをして下さいました流山市議会議員の藤井としゆきさん、本当にありがとうございました。また、流山市立おおぐろの森中学校、副校長先生も、ご丁寧にご説明を頂き、本当にありがとうございます。