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代表質問の内容⑥【ユニバーサルデザインの教育から学校改革へ ~生徒が能動的に学ぶ教育を~】

新型コロナウイルスの影響で、多くの学校で長期間の休校が続き前例のない状況に置かれました。学校では、今までは生徒には出席に重きを置く『履修主義』が一般的でしたが、コロナ感染症で得た教訓を生かし、学びが目標に達したかを重視する『習得主義』に意識を変えることが必要ではないでしょうか。
 
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
<長谷川たかこ>
先日、流山市の公立中学校 おおぐろの森中学校に視察に行きました。
この学校は2022年4月に開校した学校です。
高台の緑に溶け込む森の中の木の学び舎をコンセプトとし、「校則なし」「夏・冬休みの宿題なし」「チョークはほとんど使わない」といった取組みを行っています。
 
そしてこの学校の教育目標は「自律」です。
 
人が生き生きと輝くには大切な前提条件がありますが、その前提条件である「心理的安全性」がこの学校には担保されています。いくら良い理念を掲げていても、中身が伴っていなければ、機能しません。しかし、この学校では教師一人一人が「生徒指導ではなく、生徒支援。生徒に気づかせて学ばせる教え」を徹底しており、子ども達がやりたいと主体性を持って行動できる人間力を養う土壌を構築しています。
 
1.学校改革
【問】すでに東京においては麹町中学校が同様の模範的な学校運営を行っていましたが、今回、流山市における公立中学校においても行動指針に自律を掲げ、生徒たちが自ら考え、行動するといった人間力向上に重きを置いた取組みを行っています。足立区の小・中学校においても、新しい学校を創るといった意気込みで、麹町中学校やおおぐろの森中学校のような、「自律」「校則撤廃」「長期の休みの宿題をなくす」など、新たな取り組みを行い、自ら考え、選択して行動が出来る姿勢を学ぶ学校運営を行って頂きたいと強く要望しますが、区の見解を求めます。
 
<教育長>
私からは、麹町中学校やおおぐろの森中学校のような、自ら考え、選択して行動が出来る姿勢を学ぶ学校運営についてお答えいたします。ご提案の新たな取り組みにつきましては、流山市のおおぐろの森中学校を視察し、研究を進めて参ります。