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視察:子ども版地域包括支援センターをつくろうの会【不登校支援・伊興中学校】

子ども版地域包括支援センターをつくろうの会では、毎月、東京芸術センターで発達障がい特性のある子ども達への支援制度の拡充や不登校、いじめ、医療的ケア児などの諸課題について、政策論議をしています。
 
本日は子ども版地域包括支援センターメンバーで、足立区伊興中学校へ視察に行きました。伊興中学校は、ここの元校長の森永先生が長年に渡り手腕を発揮され、開かれた学校づくりをされていた学び舎です。
 
伊興中学校は、当事者家族からの声を教育行政に上げていった事から2023年12月より、不登校支援児への固定の別室が開設されました。出入口は、彰風園側の入り口から出入り出来るので、他の生徒に会わない設計になっています。
〈指導体制〉
登校サポーター(9時~11時30分)
勉強したい道具を各自持ってきて、登校サポーターの見守りのもと自習を行う。(教科書•ノート•ワーク•プリント•AIドリル•読書等)
〈場所〉
1F多目的室真ん中の部屋
彰風園側の入り口から直接入るこたも出来る。
〈時間〉
火 水 金 週3日
9時~11時45分
•週1日からでも、子ども達に合わせて利用出来る。
•別室登校したら出席扱い。
〈その他〉
•出欠は、保護者より8:00~8:15に学校に電話していただくか、H&Sにて連絡をする。
•彰風ルームでの給食提供はしていない。食べる場合は、教室へ移動。
不登校者は、各学年20名位で全体では、50名ほど。開設当時は3〜4名の登録だったそうですが、現在では13名の登録となっているそうです。
足立区から派遣をして頂いている登校サポーターは、週3日となっているのは、午前中は、登校サポーターが一人のため。これ以上、予算の関係でつけられないと言われているそうです。
 
校長先生とも建設的な議論をさせて頂きましたが、給食も同じく、別室で食べられるようにしてあげたいとのことでした。また、登校サポーターはあくまで見守りのため、学習指導が出来ません。そこで、見守りだけでなく、勉強を教えることができる人を配置することも必要ではないかとの議論になりました。現在のやり方では子ども達に勉強を教えることが出来る先生がいないため、学校としてはなんとかしてあげたい、しかし、教員不足のため現状では厳しいとのことでした。であるならば、委託で勉強を教えることができる人を配置できないか。皆で議論を重ねました。
さらに現在の登校サポーターの時間が午前中のみ。不登校の子ども達は昼夜逆転しているため、登校サポーターの時間延長は必須です。
この続きは来月の予算特別委員会で、執行機関と議論をしていきたいと思います。
 
元教員、当事者家族、気付きのあるメンバーで足立区の教育を全ての子ども達にとって学びやすい、安心と安全が確保された学び舎を全力で構築していきたいと思います。
 
※特別支援学級も視察させて頂きました。大勢の生徒さん達が、ハンドベルやステキな歌をご披露頂きました。伊興中学校含めて、特別支援学級は10校のみ。足立区中学校は35校です。人数をもっと増やしてあげたいとの校長先生からの切実なお声を頂きました。この件についても調査しながら、改善に向けて取り組ませて頂きます。
 
昨日は、ご丁寧なご説明を伊興中学校校長 千葉千登勢先生、副校長先生より頂きました。これからも足立区の教育をさらに前進させて参ります。
先生、引き続きのご指導ご鞭撻のほど、何卒、宜しくお願い申し上げます。