法教育の導入
達成度 ★★★
私たちの社会は家庭や学校、職場や地域によって複合的に成り立っています。そのような中で、私たちは、法の基礎にある考え方を理解して、社会で起こり得る多様な問題を主体的に公正かつ妥当に解決していくための知識や技能、意欲を持って民主主義社会の維持改善のために積極的に貢献することが求められます。
このような知識や技能、意欲を備えるためには、法的な知識を教わるだけでなく、情報収集とそれを基にした分析力、批判的かつ建設的な意見を構築し、問題解決するための技能や民主主義のプロセスに積極的に関与して、さらに社会の維持改善のために積極的に貢献しようとする意欲を醸成することが必要です。
足立区においても昨年度は、中学校では5校、小学校では3校が東京弁護士会による法教育の授業を行っています。
現在、東京の各弁護士会では小・中・高校生向けに民事・刑事模擬裁判の模擬評議で裁判を体験する授業や憲法や人権、いじめなどをテーマとした講義などのプログラムで法教育の出前授業などを行っています。
昨年9月、国でいじめ防止対策推進法が施行され、各自治体でいじめ未然防止、早期発見と解決のための総合的な取り組みが進められています。国分寺市では子どもいじめ虐待防止条例が9月に施行され、弁護士会の法教育を国分寺市全小中学校で導入しています。
いじめ防止対策推進法の意識啓発、予防授業の一環として、足立区でも弁護士会で行っている法教育を導入し、足立区全小中学校で展開することや、これから法教育を実施する区内小中学校での取り組みを、教育委員会から積極的にバックアップし、いじめ防止対策委員やPTA連合会、青少年委員会、地少協や全小中学校の教員など、多くの関係する機関が参観できるように周知を行って頂くことなどを求めていきます。
達成度 ★★★
★
東京弁護士会の資料収集、調査・研究。
★★
弁護士や先進自治体の職員とのヒアリング。東京都清瀬市にある清瀬第二中の視察。
★★★
本会議などでの代表質問で、法教育の導入を提案。