待機児童問題
達成度 ★★★
待機児童問題は、足立区のみならず都心部を中心に全国の自治体で大きな社会問題となっています。
特に、最近の景気の低迷により家庭の収入が減少し、夫婦共働きで家計を支えなければならない状況も考えられ、ますます保育施設の不足が深刻になっています。
足立区でも待機児童減少のための取り組みが進んでいます。
私も、待機児童問題の解決のために、これまでも何度もさまざまな提案をしてきました。
ひとつは、商店街の空きスペースなどを利用した保育施設の設置です。
景気の低迷により、閉店を余儀なくされた商店街の店舗跡を活用し、保育施設の設置を提案しています。
これにより、待機児童数の減少はもちろんのこと、商店街に人を呼び込む効果も期待できます。
また、現在使われていない区の施設や、学校などの空き教室に保育施設を設置することも提案しています。
保育園の新設には設備面で大きな負担があるため、上記のような商店街の空き店舗や、使われていない区有施設を活用することにより、ハード面での負担を少しでも軽くすることが出来るのではないかと考えています。
また、小規模保育施設や家庭福祉員(保育ママ)制度の拡充も必要です。
大きな保育施設は設置までに時間がかかるため、待機児童数の増加にすぐには対応できないだけでなく、児童数が減少してきた時に、統廃合の必要があり新たな問題を引き起こす可能性もあります。
そこで、小規模の保育施設や保育ママ制度を活用することにより、急激な児童数の増減に対して柔軟な対応ができるようになります。
保育園、幼稚園、小規模保育施設、保育ママと、それぞれの制度には長所、短所があります。
待機児童数ゼロを目指して、それらをバランスよくミックスさせ、また連携させることにより、児童数の増減などに柔軟に対応し、希望者全員が利用できる、「あだち保育システム(仮)」の構築を目指しています。
達成度 ★★★
★
他の自治体の例や文献の収集や調査・研究。
★★
他の自治体(板橋区等)や、区内の保育園などを視察。区の担当者との協議。
★★★
本会議、予算委員会などで、商店街の空き店舗や区有施設を活用しての保育施設の設置の提案。
保育ママ制度の拡充や保育ママの資質確保に向けた取り組みを要望。
さまざまな制度の長所や短所を考慮し、ポリシーミックスによる総合的な取り組みを提案。