長谷川たかこの政策
政策目次へ戻る
区役所・区民事務所の休日の窓口サービス
区民参加型の事業仕分け
区有施設(財産)の有効活用
議会基本条例
公契約条例

区民参加型の事業仕分け(無駄をなくす)

達成度 ★★★★

足立区には現在、480以上の事業があります。
区民の皆さんからいただいた税金を、本当に区民の皆さんに必要なサービスとしてお返しするために、480あるすべての事業について、ゼロベースで見直しを考えています。

区のさまざまな事業を見ていくと、その費用対効果に疑問のあるもの、問題のあるものが見えてきます。


例えば、足立区の事業に「赤ちゃんほっとスポット事業」というものがあります。
この事業は、小さな赤ちゃんを連れた保護者の方が、外出先などで授乳やオムツ替えの場所に困らないよう、区立保育園を解放して利用してもらうというものです。
同様の事業は、他の自治体でも行われており、私の経験から有益な事業だと思いました。

しかし、事業計画を見てみると、区内89箇所の公私立保育園で、総予算450万円をかけるという事業でした。
駅周辺や公園の近くの保育園では利用者が見込めるものの、住宅街にある保育園まで実施する必要性は少ないと思います。
しかも450万円の予算の多くが、赤ちゃんほっとスポットを実施するにあたっての看板の費用(1個5万円)にあてられるとのことでした。

他の自治体の例などをもとに、利用者が見込まれる駅周辺や公園などの保育園での事業の実施と、看板ではなく本当に必要な備品(タオルやパーティーション、オムツ替え台など)の購入に予算をあてること等を、委員会などの場で提案し、事業計画の変更を求めました。

その結果、駅や公園、スーパーなどに近い18箇所の保育園を選定し、費用も看板だけでなく、備品(マット)の購入などにあてられることが決まり、その予算も当初の1/10以下の32万円程度となりました。
他の自治体の例からも、年間0人から数人という保育園もあったことから、本当に利用者の見込める18園に厳選されたことで、より効率的な事業として展開されています。


この他にも足立区の事業では、特定の団体が長年にわたって継続して行っている事業や、効果が区内全域に波及していないモデル事業など、費用対効果の面、必要性の面で、見直しが必要な事業はまだまだあると思います。

これらの事業仕分けを行うにあたって、行政や議員だけでなく、広く区民の皆さんの意見を取り入れ、公開した場での事業の見直しが行われるような仕組みを求めていきます。

達成度 ★★★★


文献や他の自治体の取り組みの調査・研究。

★★
国の事業仕分けの視察。先進自治体の取り組みの調査。

★★★
少子化対策調査特別委員会などで、赤ちゃんほっとスポット事業の見直しを提案。 区の担当職員と足立区の事業の見直しについて協議。

★★★★
赤ちゃんほっとスポット事業については、実施規模、予算の見直しなど、ほぼ提案通りの内容に変更されました。