長谷川たかこの20の政策提言

長谷川たかこの政策

NEW 成果報告
足立区版ユニバーサルデザインの教育

New【ユニバーサルデザインの視点を持った教育の推進】 ユニバーサルデザインの教育を推進するモデル校はこちら:
中学校: 鹿浜菜の花中学校、東綾瀬中学校、谷中中学校
小学校:鹿浜五色桜小学校、綾瀬小学校
☆2024年度4月から、足立区全小中学校にユニバーサルデザインの教育が導入される予定です。


知的障がいを伴わない発達障がい支援(「自閉スペクトラム症」「注意欠 陥・多動性障害」「学習障害」)は、全国的にも支援が乏しい状況です。この12年間、私は全国を調査しながら、必要な支援の政策提言をし続け、執行機関のご理解とご尽力のもと、ようやくユニバーサルデザインの視点を取り入れた教育が2022年4月から通常学級で実施されることとなりました。
足立区版ユニバーサルデザインの教育が実施されることで、特性のあるなしに関わらず、配慮された環境と誰もが分かりやすい教育内容が展開されます。
日野市 視察① 潤徳小学校・通常学級での特別支援教育施策 – 長谷川たかこ

New【ICT機能を活用した学習支援:個々の学力に応じた学習支援】 板書を読むことができない、ノートに書き写すことができない児童・生徒の困難さを軽減させるため、ICT機能を活用した授業実践を通じて学習支援を行っていきます。2024年度には90%を達成させます。

New【ICT機能を活用した学習支援:学習障害を持つ子ども達への支援】 児童・生徒の個々の学力に応じた教材アプリを活用した個別学習の実践や集中力を高める効果のある視覚提示やカメラ機能などのICT機能を活用した授業実践を通じて学習支援を行っていきます。

New【MIMデジタル版の活用】 2013年の代表質問で全小学校にMIMを導入することを提案しました。
学習の基盤となる「流ちょうな読み」の効率的な獲得を目指し、全小学校にデジタル版が導入されます。
代表質問の内容⑤【「ディスレクシア・学習障害(LD)児への支援」について】 – 長谷川たかこ

<教材の特徴> ・視覚化や音声化されたICT機器特有のヒントを利用できる。
・児童の学習状況を踏まえ、一人一人に最適な問題が出題される。
・指導者の支援がなくても、児童が自力で取組事が出来る。

<期待される効果> ・休み時間や放課後補修、家庭学習等の様々な場面で活用できるため、児童が隙間時間でより多くの問題に取組事が出来る。
・学習状況により、最適な問題が出題されるため、効率的に苦手を解消する事が出来る。
・教材準備に時間がかからず、説いた問題は自動で採点され、教員の負担を軽減する事が出来る。

New【AIドリルの活用・5教科】 全小・中学校に2022年度からAIドリルが活用されています。
2023年4月からは小学校1・2年生にも拡大され活用されます。
国語・算数
※現在は小学3年生から中学3年生までは5教科で利用
個々に応じた児童出題で効率的、効果的な学びの支援が拡充されます。



足立区版ユニバーサルデザインの教育

知的障害を伴わない発達障がい特性のある子ども達は全体の6.5%
40人学級では2~3人、30人学級では1~2人在籍
特別な教育的支援を必要とする児童生徒が理解しやすい配慮した授業改善を足立区で行います。
足立区版『ユニバーサルデザインの教育』を長谷川たかこは全力で進めていきます!







◆知的障害を伴わない発達障がい特性のある子ども達は全体の6.5%
文部科学省が公表した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」の報告によると、知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す発達障がいと思われる状態の児童生徒の割合は、全体の6.5%であることが明らかになりました。その内、授業時間内に個別の配慮・支援を受けている子供たちは45%、授業時間以外の配慮が26%、現在も過去も支援を受けていない子どもは39%にものぼり、この調査の考察には「学習面、行動面で困難を示す児童・生徒を取り出して支援をするのではなく、それらの児童・生徒が理解しやすい配慮した授業改善を行うことが大切」との見解を示しています。

◆40人学級では2~3人、30人学級では1~2人在籍している可能性があり、特別な教育的支援が必要
学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒が40人学級では2~3人、30人学級では1~2人在籍している可能性があり、特別な教育的支援を必要とする児童生徒が「どの学級にも在籍している可能性がある」という意識をもつことが必要です。

◆足立区では、通常学級に在籍している特性のある児童・生徒の総数は約3000人~9000人強
文科省では通常学級に現在、全体で6.5%もの子ども達に発達障がい傾向があり、小・中学校だけでも全国に約66万人程度はいるとしています。
足立区では、通常学級(約46000人)に6.5%~20%の割合で在籍している発達障害傾向の児童・生徒の総数は約3000人~9000人強であり、その子ども達に特別な配慮が必要です。



長谷川たかこの政策提言

◆障害者差別解消法が施行
障害者差別解消法が施行されたことに伴い、通常授業においても合理的配慮として特別支援教育の視点を取り入れた「ユニバーサルデザインの教育」を強力に推し進めていきます!

◆足立区での取組みは?
足立区では、平成28年度より順次各小学校に特別支援教室が設置され、発達支援が必要な児童が、原則として通常の学級に在籍しながら、必要な時間に特別な指導を受けることになりました。小学校では特別支援教室が設置され、全教員へ発達障がいのある児童・生徒に対しての理解を含めた発達障がい教育の研修が行われています。しかし、発達障がい特性のある児童・生徒への指導の充実はまだまだ乏しい状況です。現状では、知的障害を伴わない発達障がいの場合には、特別な支援を要する必要性についての意識が希薄と言わざるを得ません。その為、教員の知識とスキルを高めることが重要です。教員自身の意識改革と、より高度な専門性を身につける必要性があるため、研修システムなどが大変重要となってきます。
先進的に行っている日野市の取組みを研究しながら、専門的な知識を備えた教員の育成と組織的な支援体制の確立を図り「足立区版ユニバーサルデザインの教育」の導入を目指していきます!

◆「足立区版ユニバーサルデザインの教育」とは?
発達障がいのある児童・生徒に対して特化された授業ではなく、発達障がい特性のある子ども学習能力の高い子どもも両者にとってわかりやすく楽しい「インクルーシブ教育」です。
発達障がい特性のある子どもにとって参加しやすい・わかりやすい授業=ほかの全ての子どもにとっても参加しやすい・わかりやすい授業をこの足立区で長谷川たかこは目指していきます!

◆学習障がい
2002年の全国公立小中学校4万人を対象に調査を行った結果では、知的障害はないものの読み書きに著しい困難性を伴う子ども達(学習障がい)が2.5%(約1千人)います。
全国には小中学生に高校生を併せると35万人~50万人にその可能性を持っている子どもたちがいるといわれています。

◆学習障害は、早期支援に結びつけることが重要
小学3年生まで引きずることは学業不振につながり、二次的な学校不適応などが生じ、手遅れになりかねないと専門家は指摘しています。
2013年12月の本会議での長谷川たかこの政策提案により、足立区では小学校全校でMIM(学習障害児への学習支援)が使用されるようになりました。
※このMIMという多層指導モデルは、「読み」につまずきを示す学習障がい児や学習面に困難さのある子どもたちのために開発された教材です。

◆学校生活上の環境整備のユニバーサルデザインを
全教室で、徹底して落ち着ける環境を整えます。
・教室の中はすっきりとシンプルで余計なものは置かない
・黒板の横の壁にはカーテンをつけ、掲示物を隠す
・棚にもカーテンをつけ、目隠しをする
周りの刺激に配慮した整備を目指していきます。
・提出物は整然と整理されるように、専用の箱を用意し、視覚ですぐにわかるように箱一つ一つにシールを貼る ・日常の学校生活内での通風、換気、室温、音などにも配慮
ICT(情報通信技術)を導入し、視覚的にわかりやすく示す授業を推進します。
・学校の活動面では、見通しがもてるように子ども達に意識を促す取り組みを行う
障がいのある子どもとない子どもが共に学ぶことを指向し、それぞれの子どもに合った指導を提供し、どの子ども達も満足感や達成感を味わうことができる授業を全力で目指していきます!

困難を抱えている子供たちに対して、しっかりと手が差し伸べられる支援施策をこの足立区から長谷川たかこは全力で構築していきます!